ポリプテルス
目次
ポリプテルスの特徴
ポリプテルスは
ポリプテルス目ポリプテルス科に属する淡水魚で、
アフリカ熱帯地域に生息する約4億年前(デボン紀)から存在する古代魚です。
かつて日本では
「多鰭魚(たきぎょ)」と呼ばれ、
その名の通り背中には「小離鰭(しょうりき)」
という小さな鰭が10枚前後ほど並びます。
小離鰭は数あるポリプテルスの種により異なります。
特徴的なのは尾鰭に相当する鰭を持たないことです。
体型は細長い円筒状で、平らな頭部と硬い
「ガノイン鱗」に覆われた体表を持ちます。
古代魚と呼ばれるだけあり、魚離れしたような
爬虫類や恐竜を彷彿させる見た目です。
肺を備えておりエラ呼吸と肺呼吸の両方が可能です。
胸ビレの基部に発達した筋肉を使い、
水底を歩くように移動する様子も見られます。
ポリプテルスは主に
「上顎系」と「下顎系」に分類されます。
上顎系は上顎が下顎より長く、比較的小型の種が多いのに対し、下顎系は下顎が突出し、大型種が多いのが特徴で、中には体長90cmに達する個体もいます。
夜行性のため昼間は隠れ家に身を潜め、夜になると活発に行動します。
肉食性で、小魚や昆虫、甲殻類、カエルなどを捕食します。
フィルター
ポリプテルスは肉食性で食べ残しが多く、
水質が悪化しやすいため、
高性能なろ過装置が不可欠です。
おすすめのフィルターには、
上部式フィルターや外部式フィルターがあります。
それぞれ利点と欠点があるため、
住環境、予算、メンテナンスの手間などを
考慮して選びましょう。
特に、下顎系の大型種をメインに飼育する場合は、
ろ過能力の高いオーバーフロー水槽の導入を検討すると良いです。
このタイプはろ過性能に優れ、
大型個体を長期間安定して飼育するのに最適です。
餌について
ポリプテルスは肉食性で、冷凍アカムシや小赤、
冷凍キビナゴなどといった生餌を好みますが、
生餌は水質を悪化させやすいため、
人工飼料を主食にするのが理想的です。
底棲魚であるため、沈下性の肉食魚用人工飼料が適しています。
注意点として、ワイルド個体の場合、
人工飼料に慣れていないことがあります。
この場合は、生餌に人工飼料を混ぜて与え、
徐々に慣れさせる「餌付け」を試みると良いでしょう。
ただすべての個体で餌付けが成功するわけではなく、
失敗した場合は生餌での飼育が必要になることもあります。
購入前に販売店で人工飼料を食べている個体かどうか確認しておくことで、
飼育の手間を減らすことができます。
この確認を怠ると
飼育が難しくなる可能性があるため、
十分に注意してください。
餌の与え方
ポリプテルスの餌は、食べきれる量を与えます。
主に人工飼料を与えつつ、栄養バランスのために
時折冷凍物の生餌を与えると良いでしょう。
食べ残しは水質悪化の原因となるため、
特に生餌の残りは速やかに取り除き、
与えすぎに注意してください。
水槽レイアウトについて
ポリプテルスの水槽レイアウトは、
シンプルにまとめることがおすすめです。
力強く泳ぐ性質があるため、石組みや小さな構造物は
成長すると崩される可能性があります。
また根張りするタイプの水草は
引き抜かれることが多いです。
水草を使用したい場合は、
浮き草や流木・石にしっかりと活着させた水草を
取り入れると良いでしょう。
この方法なら、レイアウトを崩されにくく
見栄えも良くなります。
底砂については、入れることで
ポリプテルスが落ち着く場合があります。
また、発色等促したい場合はガーネットサンドが
促しやすい傾向にあります。底砂を使用する場合は、
掃除のしやすさを考慮して薄く敷くのがおすすめです。
これにより、見た目の美しさとメンテナンス性を両立できます。